トンブクトゥからさらに西北60マイル(約96km)離れたオアシス、Essakaneエッサカンで2001年から毎年1月中旬あたりに行われているのが「Festival au Desert 「砂漠のフェスティバル」です。
かつてトゥアレグの伝統フェスティバルTakoubeltでは会議や情報交換が行われ、同時に音楽やダンス、ラクダのレースなどが開催されていました。内戦などの事情により中断されていましたが、今TakoubeltはFestival au Desertとしてマリ全土、世界に向けたイベントとして再開されています。
トゥアレグとマリ政府間の問題が無くなったわけでもありませんし、トゥアレグが抱える問題も多々残されています。しかし、このフェスティバルの開催は、平和の象徴の意味を持つと思います。
乳白色の砂丘Essakaneには遠くから多くのトゥアレグ達がラクダに乗って集まって来ます。コンサートもさることながら、ラクダに乗って疾走するレース、歌と踊り、そして衣装には彼らの伝統、深い文化、生活、トゥアレグの気質が現れていて、とても興味深いものです。
参考)
主催者のサイト:Festival au Desert
- ツアーに参加するのが一番楽ですが、チケットはエッサカンでも購入可能です。
- 会場には屋台などが出ています
- ツアーに参加しない場合は、トンブクトゥで乗り合いトラックや四駆に乗り、会場で入場料を支払います。、トンブクトゥ-エッサカンのトラックは値段交渉する必要があります。 また、宿泊施設がないため野宿もしくは現地でテントを借ります。
- 気温:5度〜30度。寒暖の差が激しく、日中は暑く夜間はかなり冷え込みます。風が強く体感温度はかなり下がりますので夜用に冬支度が必要です。シュラフ、ヤッケなど防寒具、サングラス、帽子もしくはターバン(トゥリバン)、日焼け止めクリームや保湿剤、靴(植物のとげが砂に混じっていることがあるので注意)を持って行きましょう。
- トイレは使用不可になると思います。
- サハラ砂漠の砂は非常に細かく、カメラやレンズ、電子機器の隙間から内部に侵入します。ブロアーや刷毛で掃除しても取れません。必要以外の時は、面倒でも袋に入れてカバンに仕舞って下さい。もしシャッターが切れなくなった場合は、吸引するのが一番だと思います。可能ならカメラ本体に防塵カバーを付けることをお勧めします。
- フェス参加者向けにフランス・パリ−マリ・モプティ間のフライトがPoint-Afriqueから出ます。